- どうやったらブログ記事を上位表示できるの?
- なぜ、自分のブログより中身の薄い記事が上位表示されるの?
- 内容を網羅しているのに、記事が最後まで読まれない…
こんにちは。
一日1~2時間の作業で月20万円前後の収益を得ている副業ブロガー。「ニッチジャンルで安定的に稼ぐブログ理論」を提唱しているユキスキです。
上質な記事を書いているのに、上位表示されないなんてお悩みの方も多いのではないでしょうか?
私も「どう考えても自分の記事のほうが内容が濃いのに、なかなか上位表示されない…」なんて悩んでいた時期がありました。
でも、ツリー構造を理解することで全てを解決することができたのです。
この記事を最後まで読めば、なぜ自分の記事が上位表示されないかお分かりいただけると思います。
目次
ブログ記事はツリー構造で検索順位が決まる
なぜ、網羅性も内容も薄いライバルの記事が上位表示され、あなたの記事が圏外なんでしょうか?
それは、グーグルがツリー構造でブログ記事を評価しているからなんです。
※ドメインパワーや被リンクなどの要素を排した場合。

仮にデートの服装に関する記事が2つあるとしましょう。
記事Aは、オリジナリティ、説得力、信頼性、ボリュームどれを取っても上質な内容です。
記事Bは、完結にまとめてはいるものの、ボリュームや記事の質では記事Bに劣ります。
でも、実際に上位表示されるのは記事Bだったりします。
なぜなら、記事Bのさらに下層には、デートの服装に関する様々な記事が網羅されているからです。

お互いが内部リンクでつながっており、下層記事からの記事Bに流入がある、または逆もしかり。
読者の内部リンクのクリック率が高いと、相乗効果で記事の評価が上がっていきます。
チームスポーツで例えると分かりやすいですね。
一人どれだけ化け物みたいな選手がいても、チームメイトが凡庸では勝てません。
逆に、飛び抜けた選手がいなくても、全員が平均以上なら強いですよね。
利便性と網羅性を兼ね備えたツリー構造

記事Bの勝つため、記事Aの筆者はあらゆる要素を詰め込んだ網羅的な文章にしました。
これが、一昔前に流行った長文SEOと呼ばれるものです。
しかし、長文SEOでは記事Bに勝てません。なぜなら、記事Aは読者の利便性が完全に置き去りになっているからです。
たとえば、SEOに関する本を探しに書店へ行ったとしましょう。
- 完全解説!SEOの基本が分かる教本(1000ページ)
- 1分で理解できる!SEOの基本(100ページ)
あなたなら、どちらを選びますか。
実は2のほうが、圧倒的に需要があるんですよ。
そもそも1000ページなんて読む気が失せますし、すべての読者が情報を網羅的に理解したいなんて思っていません。
このように、現状のSEOは、網羅性より簡潔にまとまっている記事が好まれる傾向にあります。
そして、詳細を知りたい場合は、内部リンクで下層記事に誘導してあげる。
逆に下層記事を読んだ読者が全体像を知りたい場合は、上層記事に誘導する。
これが、SEOにとっても理想的な構造だといえます。

長文は最後まで読まれない
すべての内容を網羅した記事が好まれない理由はもうひとつあります。
それは、記事が最後まで読まれないということです。
以前、記事の文字数はどのくらいが最適かお話ししましたが、個人的には1記事4~5000文字くらいが限界かと思います。
社会人の44%は、1ヶ月に1冊も本を読まないなんてデータもあるくらいですから、長すぎる文章は読者の途中離脱を招きます。
当然ながら、読者の途中離脱はSEOにとってはマイナスしかありません。
ですので、1記事入魂ではなく、細かい記事をツリー構造でつなげたほうが読者も読みやすくなるというわけです。

検索上位を狙える記事の作り方
では、実際に検索上位を狙える記事をツリー構造で書いてみましょう。
■ツリー構造にする基準
- 1記事の文字数が4~5000文字以上になりそう
- 狙ったキーワードのターゲットが広すぎる
- 狙ったキーワードの内容からはずれているが、補足を入れたい
上記の場合は、ツリー構造で記事を構築していくことをおすすめします。
ツリー構造自体いくらでも大規模にできるのですが、とりあえず初心者の方は3~5つくらいの記事群がおすすめです。
タイトルと見出しを考える
実際に私が書いた記事を例に、どうやって構築したか解説したいと思います。
以前、初心者のブロガーさんをターゲットに、「読まれる記事の書き方のコツ」という記事を書きました。
かなりのボリュームになることが予想されたので、最初からツリー構造にする前提で執筆しました。
まず、「読まれるブログ記事の書き方」というタイトルありきで、見出しを作っていきます。
- ブログ記事の書き方基本ルールを知る
- キーワードを選定する
- ペルソナ(ターゲット)を選定する
- クリックしたくなる記事タイトルを付ける
- 上質な文章を書く
- 余計な文字数を増やさない
- ライバルを出し抜くライティングスピード
- ライバルが思いつかないようなネタ
- 思わずクリックしたくなるアイキャッチ
文章を書いていく
タイトルと見出しが決まったら、文章を書いていきます。
とはいえ、まともに書いたら1万文字以上になりそうなので、各見出しは概要だけで構いません。
この記事の場合、4000文字程度で完成させることができました。
下層記事を書いて内部リンクでつなぐ
上層記事が完成したら、次に下層記事を執筆していきます。
下層記事が完成したら、「詳しく知りたい方はリンクをご覧下さい」みたいな文章で上層記事とリンクをつないでいきます。
これで、ツリー構造を用いたブログ記事の完成です。
ツリー構造の注意点
ツリー構造はあくまで、
- 1記事の文字数を減らして、読者の利便性を向上させる
- 読了率を上げる
という2点が主目的です。
単純に記事を小分けにすればよいということではないので、その点はご留意ください。

また、関連する記事内容でなければ、ツリー構造としての効果を発揮しません。
たとえば、記事ごとの関連性がない「当ブログの人気記事まとめ」などは、ツリー構造の意味を成していないので注意しましょう。
ちなみに、同じジャンルで記事群が増えれば増えるほど、高いSEO効果を発揮します。
ですので、検索上位に表示させたいなら、雑記より特化型ブログをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に今回の記事をまとめてみたいと思います
①ブログ記事はツリー構造で順位が決定する。
②ツリー構造のメリット
- 読者の利便性の向上
- 読了率がアップ
③こういった記事はツリー構造がおすすめ
- 1記事の文字数が4~5000文字以上になりそう
- 狙ったキーワードのターゲットが広すぎる
- 狙ったキーワードの内容からはずれているが、補足を入れたい
④ツリー構造の構築方法
- タイトルと見出しを考える
- 文章を書いていく
- 下層記事を書いて、リンクで繋げる
⑤ツリー構造の注意点
- 単純に記事を小分けにすればいいということではない
- 関連記事をリンクしないと効果を発揮しない
- 雑記より特化型ブログがおすすめ
ツリー構造は、SEO対策としてはとても大事な要素です。
しかし、ブログ初心者の方にとっては、そもそも複数の記事を関連させながら執筆すること自体が難しいと思います。

まずは、エクセルなどで記事群をまとめてみるといいですよ。
正直めんどうです(笑)でも、これくらいやらないと、収益は発生しないと心得てください。
初心者の方でもできるSEO対策については下記の記事にまとめておりますので、合わせて参照ください。
ではでは、さようなり~